「重陽の節句」と言えば、やはり「菊」
各地で菊人形展や菊の展示会が行われています。
上賀茂神社の「からす相撲」
9月9日に行われます。
上加茂神社の祭神に、昔「八咫烏」となって天皇の軍
を先導した、という故事があるので、「からす相撲」
なのですね。
子どもたちの相撲が奉納されます。
また、「重陽神事」として、神前に菊の花を備え、延命長寿
の祈願がありますが、このとき「菊酒」の無料接待もがあります。
上賀茂神社
603-8047 京都市北区上賀茂本山339
☎ 075-781-0011
Fax 075-702-6618
アクセスはこちらを参考に。
太宰府天満宮・秋思祭
こちらは9月9日ではなくたとえば2015年(平成27年)
には10月22日に行われました。
平安時代(900年)の重陽の節句の後宴(旧9月10日)
で、当時右大臣であった菅原道真は、醍醐天皇から
「秋思」という題を示されて、漢詩を詠みました。
醍醐天皇は感激して、道真にご自分が身につけていた
御衣を授けました。
いわば道真一代の絶頂のときだったのです。
その後道真は藤原氏の陰謀で太宰府に流されて
しまいます。
その後、藤原氏は道真の祟りに苦しめられます。
菅原道真の霊を慰める祭典が「秋思祭」で、今も
続いているのです。
お問い合わせ
☎ 092-922-8225 (9時~17時)
太宰府天満宮
法輪寺・重陽の節会
毎年9月9日に行われます。
「重陽の節会」の法要が午後1時から(2015年の場合)
参詣者には菊の花が配られ、その花をお供えします。
その後
能楽の奉納、「菊酒」が振るまわれます。
法輪寺では平安時代から長く「重陽の節会」が行われて
いたようですね。
☎ 075-861-0069
アクセス
市バス、京都バス 「嵐山公園」下車 徒歩3分
阪急電車「嵐山」駅 徒歩3分
まとめ
「重陽の節句」は神社でたとえば節会をするところは
地域によっても差があり、さほど盛んではありません。
近くの神社で節会が行われているかどうか、問い合わせ
てみるとよいでしょう。
また、家で「菊酒」など用意して楽しむこともできます。
お酒に菊の花びらを浮かべるだけでも気分がでます。
食用菊を使ってサラダや、お吸い物。
秋らしい栗ご飯。
旬のナスをつかって焼きナス。
秋らしい献立で楽しむといいですね。
「重陽」ばかりでなく「敬老の日」にも応用できますから、
家族の季節行事、イベントとして毎年日を決めて行う
と素敵な日になりますね。
Originally posted 2016-07-20 08:22:00.