姫路城、竹田城跡、小田原城など、歴史ブームもあって、城の入場者は増え続けているそうです。
老朽化によって改修した城もありますし、今後改修を検討中の城もあります。
日本の城、
どのくらい知っていますか?
改修が終わった姫路城
世界文化遺産で国宝でもある姫路城。
09年から始まった「平成の大修理」を終えたのが15年3月。
姫路城の天守閣は1601年に建てられたものですが、今回の「大修理」は40年ぶり。
外壁の修理のほかに、耐震補強もして、以前は600円であった入場料が1000円に引き上げられました。
これは日本の城で最高の料金です。
しかし15年度の入場者数は初めて日本一となったそうで280万人超だったとか。
確かに「白鷺城」ともいわれる美しい姫路城は、是非行きたい城です。
竹田城跡(兵庫県朝来市)
石垣遺構が残っているだけの場所で、以前はもちろん入場無料。
清掃担当の市職員以外は、近所の学校などの遠足しかなかったそうですが・・・。
2011年ごろから「天空の城」として話題になり、観光客が増えたそうです。
映画や最近ではCMの舞台にもなっていますね。
2015年には41万人が訪れたとか。
2013年から300円。
2015年から500円の入場料になっています。
この年、トイレが整備されたので、まあ、納得です。
小田原城と名古屋城
小田原城といえば北条氏の居城ですが、現在の天守閣は、1960年に再建されたコンクリート造りのものです。
コンクリートの寿命は40年ほどで、2015年7月から耐震改修工事に入り、2016年5月にオープン。
天守閣の入場料は500円になりました。
改修前は410円だったので、90円の値上がりです。
改修後は空調が整備され、トイレも最新のものになったとか。
一方の名古屋城は、現在コンクリートの天守閣を、木造に建て替える計画があるそうで、2020年の完成が目標のようですね。
完成したら、再建費用の関係で、入場料の値上げが必要になるというので、姫路城と同じ1000円に上がる可能性があります。
現在の主な城の入場料
沖縄・首里城 820円
大阪城 600円
彦根城 600円
松江城 560円
松本城 600円
熊本城 500円(地震前)
となっています。
日本独自の「城」という建造物には、歴史が生きています。
造形の美だけでなく、城が築かれ、使われ、滅びたあとも再建され愛される、日本の歴史を目で見られる貴重な遺産になっている「城」
やはり遺したいですね。
Originally posted 2016-05-24 11:05:42.