感染症の歴史・日本の場合・・・コレラ

コレラとは?

 

コレラはコレラ菌を病原体とする経口感染症です。

主な治療法は経口水分補給です。

予防には、衛生改善と清潔な水へのアクセスが必要ですが、「先進国」ではコレラはほとんどみられません。

最も重要な感染源は、患者の糞便や吐瀉物に汚染された水や食物で、ヒトにだけ感染します。

主な症状は猛烈な下痢と嘔吐。

症状が非常に軽ければ、1日数回の下痢で数日で回復する場合もあります。

通常、水のような下痢が1日20~30回。また、「米のとぎ汁」のような白い便を排泄することもあるりますが、腹痛・発熱はありません。

急速に脱水症状が進み、血行障害、血圧低下、筋肉のけいれん、などが起こり死亡します。

 

 

日本のコレラ

 

 

日本では1822年(文政5年)に最初に大流行。

 

次に1858年にふたたび大流行しました。

 

ただ、江戸時代には箱根の関所のような各所の関所で、人の移動を食い止めることができたので、全国的な流行にはなりませんでした。

コレラは空気感染しないことも良かったのでしょう。

しかし、明治時代になって、関所が廃止されると多くの死者が出る流行が続きます。

第二次世界大戦後にも、帰国してきた人からの感染でコレラの死者がでました。

2007年にコレラは日本では「検疫法」の対象からはずされましたが、「世界規模」ではなくとも、まだ地域によっては流行が繰り返されています。

 

その地域はいわゆる「先進国」ではないために、コレラ菌に効果的なワクチンの開発が進まないままに、局地的流行は収まってはいません。

 

これでいいのかどうか?

 

「感染症」との闘いには長い時間がかかります。

この戦いもまだ途中、といえるでしょう。

 

 

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