雨に濡れる花。
3月半ばの雨は「菜種梅雨」
乾燥した冬が終わるころ、しっとりした空気をはこんでくれます。
これで、木々も草花も、春に備えて水分を蓄えます。
「ひと雨ごとに暖かくなる」
これが実感されるのも、この季節。
二十四節季でいうところの
「啓蟄」3/5~3/19
「春分」 3/20~4/3
の時期です。
「菜種梅雨」というのは、菜の花が咲くころの長雨をさしますが、天気用語というのか、梅雨時の天気図とよく似た前線の配置になっていることから、そう名付けられたようです。
ですから、二十四節季のような古くからの用語ではないのですね。
ただし、次第に暖かくなる、というのは「啓蟄」(地中の虫たち目覚めるころ)という言い方に表れていますね。
冬が「春」に変わるころは、暖かさがやってきて、花が開き始めるという、気持ちが踊るよう喜びの時期であり、春がやってくる喜びがいろいろな部分で語られ、伝えられて、言葉として残ってゆくのでしょうね。
特に今年2020年は、コロナウィルスによる肺炎が世界中を席捲していて、人々の生活・経済を圧迫しています。
春がくることで、その流行が抑えられるのか、まだわかりません。
ですから、春が来る喜びも、まだ半ばほど?
良い未来が待っていることを願っています!
Originally posted 2020-03-08 17:50:55.