芦屋市に「打出小槌町」(うちでのこづちちよう)があるのを、ここで暮らすようになってから知りました。
打出小槌町は、阪神打出駅の北側、国道2号線の南側にあります。
もちろんここに打出小槌神社もあって、その境内に上記の打出小槌の碑があります。
神社全容はこんな感じ。
⇑こちらは絵馬の奉納所。
絵馬がたくさんありました。
さらに、こんな説明書もありました。
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打出小槌と言えば、願いが叶うツール?
確か、退治された鬼の宝物でしたっけ?
これを振ると欲しいものがでてくるとか。
昔話では「一寸法師」の話に登場して、鬼を退治してこの小づちを手に入れた「一寸法師」は姫に小づちを振ってもらい、美しい貴公子(もちろん身長も伸びて)となって幸せに暮らしました、という結末になっています。
桃太郎も金太郎も(こちらは大人になってからですが)、「鬼退治」を行って、鬼の宝物を手に入れて幸せに暮らす、というのが昔話の定番です。
勧善懲悪が昔話の基本とは言え、ちょっと鬼が不憫になります。
桃太郎のような子供や動物たちに目の敵にされてやっつけられ、宝は奪われて、「退治」されてしまうのですから。
陰陽師の話に出てくる「鬼」は、人の執念や怨念が形を変えたもの、とされていますね。
そういう意味では、「鬼」は常に生き続けているのかもしれませんね。
・・・・ともあれ、「打出小槌町」は今も残っていて、「打出小槌」」の話を伝えています。
芦屋には「在原業平」にちなんだ「業平橋」、楠木正成にちなんだ「楠町」もあって、このあたりの歴史を今に残しています。
できれば桜が満開になるころに、このあたりを散策されることをお勧めします。
Originally posted 2020-02-02 09:54:39.