日めくりカレンダーの見方

日めくりカレンダーは情報の宝庫です。

毎日変わってゆく「情報」が一目でわかります。

ただし、それはまさに「毎日変わる」ことであって、たとえば、二十四節気などの数日間に渡る事項は書かれていません。

 

ここではいままで触れることのなかった「二十八宿」「十二直」についてまとめておきたいと思います。

 

 

その前に「六曜」「十干十二支」「九星」の復習から

 

「六曜」というのは、おなじみの先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の順番に6日ごとに繰り返される中国の吉凶占いから取り入れられました。

読み方は統一されていずに、音読み、訓読み、重箱読み、とさまざまです。

先勝・・せんしょう・せんかち・さきかち、など・

友引・・・ともびき・ともひき

先負・・・せんぶ・せんぷ・せんまけ・さきまけ。

仏滅・・・ぶつめつ・もつめつ。

大安・・・たいあん・だいあん

赤口・・・しゃっこう・せきこう、など。

根拠に乏しい占いですから、拘る人もいますし、気にしない人もいます。ただ暦にはよく記載されていますね。

 

「九星」吉凶占いに使われます。

一白水星・二黒土星・三碧木星・四録木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星となっていて、最初に「数字」次に「色」さらに「星」が配されています。

良く知られているのは「六白金星」でしょうか?

小説でとりあげられていましたね。

 

十干十二支

これは今もよく使われますね。

十干というのは、甲(きのえ)乙(きのと)丙(ひのえ)丁(ひのと)戊(つちのえ)己(つちのと)庚(かのえ)辛(かのと)壬(みずのえ)癸(みずのと)

で、これに十二支(エトと言われる生まれ年の言い方です)の

子・丑・寅・兎・辰・己・午・未・申・酉・戌・亥

を組み合わせると60年で一回りします。

ですから、60年がたつと、またはじめにもどるわけで、それを「還暦」と言うのです。

 

 

「二十四節気」と「七十二候」について。

 

二十四節気はほぼ15日づつで区切られた「季節」です。

立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒

となりますが、立春の後の「啓蟄」虫が動き出す、春分のあとの「清明」「穀雨」

「夏至」のあとの「小暑」「大暑」、秋分のあとの「寒露」「霜降」立冬のあとの

「小雪」「大雪」、冬至のあとの「小寒」「大寒」など、季節をよく表しています。

 

「七十二候」は二十四節気をそれぞれ三つに分けて季節を表すものですが、たとえば「夏至」の中の「半夏生」が、かろうじて知られる程度で、あまり知られていないようです。

 

 

「二十八宿」とは?

 

「二十八宿」と言うのは28日で一巡する星座のことです。太陰暦では月の動きが基準ですから、月が1日ずつ星座に宿ってゆく、という考え方をしているのです。

これが記載されているのは、これまでの伝統に則った殻ですが、現在ではほぼ使われることはない、と言ってよいでしょう。

ちなみに、11月3日の二十八宿は『虚』となっています。

 

 

「十二直」とは?

 

簡単にいえば北斗七星の柄杓が示す方向のこと、です。

北斗七星は目立つ星座なので、神格化されやすかったのです。

一年を十二に分けて吉凶判断に使いましたが、これも現在は使われません。

江戸時代までは、さまざまな占いに暦が使われ、吉凶が判断されました。

 

 

「暦」の現代の役割

 

 

暦と言うのは世界各地で使われています。

日本人は季節を四季として、春・夏・秋・冬としていますが、これは国によって違います。

雨季・乾季の二つしかない国もあれば、インドのように六季の国もあります。

こういう暦が生活に根差した暦でもあります。

しかし、世界共通の暦としては現在「グレゴリオ暦」が採用されています。

「グレゴリオ太陽暦」です。

グレゴリオ暦は、各月の日にちが一致しないこと、など問題点もあると言われていますが、と今のところ、最も優れた暦と言えるようです。

ただ、月の運行と一致する暦のほうが、人間の生活には適しているようにも思います。

これは主に農業を行い、自然の恵みによって生きてきた民族故の考え方かもしれません。

世界共通の暦の必要は言うまでもなく、今のところグレゴリオ暦が一番合理的である、といえます。

月日を世界共通の指標と考えれば、これはぜひとも必要です。

それはそれとして、同時に、日本の生活の基本の暦として、必要なものは残すためにも旧暦とか、季節、節季、というものは無くなって欲しくないと思います。

「立春」と聞くときの心躍る気持ち、「小寒」「大寒」に感じる冬の時期、「啓蟄」から「晴明」を経て「穀雨」となる夏に向かう爽やかな季節の名称、これらに豊かな日本の生活と感性を知ることができます。

 

こうした独特の感性こそ、守るべき日本の生活であり文化です。

暦を通じて世代を超えて継がれてゆくことを期待します。

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