なかなか見られない天皇の「即位礼」
令和のはじめ、テレビ中継もあって、なかなかの盛り上がりぶり?
平成のときから少なくとも30年ぶりですから。
テレビの前にしばらくは座っていました。
まずは皇居に向かうところから。
天皇・皇后どちらも「緊張」の表情とか。
特に皇后は『装束』の着替えもあって、時間がかかるそうですから大変でしょう。
古来の例にのっとった儀式、しかも国事行為、とされているそうなので、安部総理も出席だそうで。
即位礼の式次第がこちら。時事ドットコムニュースより引用。
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【図解・社会】即位礼正殿の儀の式次(2019年10月)

この光景がテレビで見られるあたり、時代を感じましたね。
象徴天皇
いまさら言うまでもなく。「日本国憲法」に則って「象徴天皇」です。
宣明のお言葉にも、そういう文言がありましたね。
時代と共に「天皇」の立場も変わってゆく、それは当然のことかもしれません。
「国民に寄り添う」ことで「象徴天皇」としての役割を果たす。
それは「平成」の時代からハッキリと受け継がれてきたことでもあります。
令和の時代も、それを受け継いでゆくと宣言されたのは、まあ当然といえば当然。
海外のメディアがどう伝えているか、ということもニュースでは取り上げられているようでした。
が、日本古来の伝統と歴史に則ったこのたびの即位礼です。
日本が世界に誇れる数少ないものが「伝統」でしょう。
ですから、これを続けてゆくことこそが日本にとっては大事なこと、と思います。
天皇制の継続
女性天皇を認めるかどうか。ということが良く言われます。
最近のアンケートをみると認めるべき、と言う意見が多いとか。
しかし。日本の天皇制が続いてきたのは、まさに「男系男子」による皇位継承が続けられてきたからでしょう。
現在、あたかも女性天皇が認められるかのような議論があるのは、非常に軽はずみで、歴史を軽視するものと言わざるを得ません。
長い歴史の中で、女性天皇は、天皇の皇女であり、男系男子に皇位が継がれるまでの「中継ぎ」であった、と言う事実があります。
ここには歴史の重みと、事実とがあり、これを簡単に変更するべきではない、と思います。
天皇制はある意味、日本が誇れる唯一の歴史的遺産であり、それを継続するために、「男系男子」による皇位継承は必然だろうと考えます。
日本という国の、統合的な象徴、というのか、存在価値というのか、バックボーンというのか、言い方はさまざまでしょうが、「天皇」の存在がこの国を支えてきたこともまた事実でしょう。
もちろん、この一点についても、議論の余地はあるでしょう。
それが「世界の潮流」だから、などという浅はかな議論にならないことを願っています。
独自の文化は続けることにこそ価値があり、失われたら二度と戻らないからです。
Originally posted 2019-10-22 21:40:01.