日めくりカレンダーと「日本の暮らし」

日めくりカレンダーというのはいろいろな種類があります。

最近では、暦注があまりないものもありますね。

『暦注」というのは、暦の説明のことで、上記の例でいえば、

「六曜」『十干十二支」「九星」「旧暦」

さらにここにはありませんが、「二十四節気」なども掲載されているものもあります。

 

 

「六曜」

 

先勝(せんしょう。せんかち)・友引・先負(せんぷ、せんまけ)・仏滅・大安・赤口(しゃっこう)

の6種のことで、中国で作られ鎌倉時代に伝来したといわれています。

仏教とは無関係で、日の吉凶を表すものですが、日本の慣習として、生活に取り込まれていることもい多いです。

たとえば、

「大安」は最も良い日とされて、自動車の納車、結婚式、建物の基礎工事の着工、などの日として好まれます。

逆に「仏滅」には結婚式場が空いているとか安く使えるので拘らない人にとってはねらい目になっています。

「友引」にはお葬式を避けるとか言われています。

 

このような考え方はまあ「迷信」ともいえるわけですが、拘らない人が増えて、比較的高齢者には残っているものの、今後は無くなってゆくのかもしれませんね。

 

そもそもカレンダーに掲載されることが減っていますし、あってもせいぜい「大安」「仏滅」くらいになっていますから。

 

 

「十干十二支」

 

十干とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸10種類

十二支子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類、これらを合わせて干支(えと)といいます。

 

十二支はまだ馴染みがありますね。

読み方は「ね、うし、とら、う。たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い」

「ね」は「ねずみ」

「う」は「うさぎ」

「たつ」は「竜」

「み」は「へび」

「い」は「いのしし」で、すべて動物です。

 

十干は

「甲」は「きのえ」

「乙」は「きのと」

「丙」は「ひのえ」

「丁」は「ひのと」

「戊」は「つちのえ」

「己」は「つちのと」

「庚」は「かのえ」

「辛」は「かのと」

「壬」は「みずのえ」

「癸」は「みずのと」

 

これを見てわかる通り、「え」と「と」が一対となっていて、プラス「~の」でできています。

「えと」という呼び方はここからきているのですね。

 

この十干十二支を組み合わせると60通りになり、これが還暦に繋がります。

これも中国から伝わったものです。

 

昔の成績表が「甲・乙・丙・丁」であった、というのは小説などでも描かれています。

ちなみに「こう・おつ・へい・てい」と読みます。

この組み合わせは「年」ばかりでなく「日」にも使われて、有名なものには、「初午」つまり「立春」後に初めて迎える「午」の日を指しますが、この日に稲荷神社にお参りする習慣がありました。

「あります」としたいところですが、知らない人が多いです。

また「土用の丑の日」にウナギを食べる、というのもありますね。

「土用」というのは「五行」という、ちょっと別のものなのですが、「丑」は十二支からきています。

 

 

二十四節気

 

よく知られているのは、「立春」「春分」「立夏」「夏至」「立秋」「秋分」「立冬」「冬至」です。

これは日にちが決まっているので、カレンダーに掲載されていることが多いです。

その他、「啓蟄」「大暑」「大寒」もあります。

 

 

暦と暮らし

 

 

日の吉凶を見ることで、するべきこと、するべきでないことを決める、というのは庶民の暮らしの基本であった、と言えるでしょう。

「大安」「仏滅」にその影響は濃く表れています。

 

が、2019年、21世紀(という言い方もあまり聞きませんが)です。

習慣は変化しています。

そもそも「暮らし」が変化しているのですから。

 

【暦注】というものも、単なる知識、もしくは教養、になってゆくのでしょう。

それが自然であり、当然でもあるでしょう。

 

ただ、こうした暦注が生活にしっかり結びついていた時代もあった、ということは記憶しておいてもいいのではないでしょうか?

これもまた。生活に潤いを加えてきた大事な要素だったのです。

 

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