八咫烏とサッカー 八咫烏と『案内人』

↑  こちらは日本サッカー協会のシンボルマークです。

3本足のカラス、これは日本神話に出てくる『八咫烏』なんです。

『やたがらす』と読みます。

神話では、神武天皇を案内したという役割で登場します。

全身黒ずくめの衣を纏っていた山人だったから八咫烏と言われた、とか、身長八尺もあったから八咫烏と言われたとか、諸説あります。

一尺はほぼ30センチなので、八尺は240センチ?

かなりの長身ですね。

なぜ、その八咫烏がサッカーと関係するのか、というと↓に説明があります。

 

現代の八咫烏といえば

 

阿部智里さんの「八咫烏シリーズ」がありますね。

これは人の形にも、カラスの形にも変身できる八咫烏一族の物語です。

八咫烏にも貴族階級から様々な階級があって、とくにシリーズ第1巻はあたかも平安時代の宮廷のようで、非常に面白いです。

その後の展開は、もっと面白いのですが。

 

ネタバレになってしまいますが、『猿』との戦いなど、神話にヒントを得たと思われる要素が多く、

興味深い内容になっています。

 

 

しかし、神話の八咫烏は、案内を終えた後に、熊野大社にある石の中に姿を消した、という言い伝えがあり、この石は『烏石』として残っているそうです。

 

 

八咫烏神社

 

奈良県宇陀市にあります。

ここに祀られているのは、賀茂建角身命(かものたけつぬみのみこと)で、彼はこの地の豪族で全身に黒い布を纏い、木から木へ飛び移って神武天皇を先導し、その姿が八尺もある烏のようであったので『八咫烏』と呼ばれたという社伝があります。

社伝というのは神社に伝わる昔からの言い伝えですね。

 

小説のように、烏から人へ、人か烏へと変身できたのではなさそうです。

 

 

神話における「天孫降臨」と『案内人』

 

 

神々の話から国譲り、天孫降臨、と日本神話は続くのですが、八咫烏に先んじて、案内人としては猿田彦神がいます。

 

日本書紀では

「鼻の長さ七咫、背の高さ七尺余り、目はほおずきのように照り輝いていた」とされています。

この猿田彦は天狗の原型ではないか、とも言われています。

・・・・が、鼻が大きく猿田彦という名称からも、手塚漫画に登場するキャラクターを連想することができます。

特に「火の鳥」に於いては。

 

 

神話の影響

 

 

日本神話はいわゆる昔話として、また、フィクションのヒントとして、さらには各地に残る伝説として、現代の生活に影響を与えています。

これは否定できません。

神話というだけあって、歴史というには事実の裏付けが無いとも言えます。

だからこそ、自由に空想できる部分が大きいわけで。

 

各地の神社に伝わる伝説や、その地の独特の信仰、今も残る風習。

こう言ったものが日本の生活の根底に残っていています。

 

また、大烏、天狗、などの『異形のもの』の存在、座敷わらしの言い伝え、厄祓いのお詣り、七五三のお祝い、などなど、古くからの記憶というのか、伝わる伝統というのか。

 

そういうものが、日本に暮らすアイデンティティを形成しているとすれば、そこに日本独自の感性があるのでしょう。

 

この世界でどうやら迷子になりつつあるように思われる日本という国には、独自の感性を持った文化が存在する事をもっと知るべきでしょうし、学ぶべきでしょう。

 

 

 

 

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