町内会の役員と赤い羽根募金

「町内会」というのは、自治体の末端というのか、
一番身近な組織です。

またこれが「末端」なだけに、面倒でもあって、ある意味
いかにも日本的なコミュニティーです。

 

 

「回り持ち」でやってくる「班長」

 

私の住む地域は3つの「町」が集まって自治会を
作っています。

各町はいくつかの「班」に分けられていて、一年の任期
で班長が交代します。

班長の役割は「回覧板」を回すことと、年に一度の
自治会費の徴収、赤い羽根募金、年末たすけあい募金
の徴収です。

今、この「募金」を自治会で集める地域が多いようで、
多くの方は疑問を持ちながらも、地域の「おつきあい」
的なものとして協力しているのではないでしょうか?

 

「班」の中では「ゴミの収集場」の掃除、つまり管理が
一番の仕事になりますが、これは1週間ごとに当番
が回ってきます。

基本的にはこれがあるので、自治会に参加しています。

たとえば町内の公園の掃除などが月に1回ほど
行われていますが、こちらには参加したことは
ありません。

だいたいお元気な高齢者の方や、若いご夫婦が参加
しているようで、けっこう楽しそうにしていらっしゃいます。

 

募金も公園掃除も、参加は自由なので、不参加だからと
言って文句を言う人も(たぶん)いません。

まあ、わりと「ゆるい」自治会なのでしょうか。

 

 

「隣組」時代からの制度

 

歴史をみると、「日中戦争」の頃から組織されはじめた、
とされているようです。

戦時下では「大政翼賛会」の末端組織として作られたと
され、「隣組」での消火訓練とか避難訓練がドラマなどで
もよく見られます。

もちろんそればかりではなく、「戦争遂行」のために、
この末端組織が役立ったといえます。

それは一種の教育であったり、いわゆる「非国民」の
監視であったり、思考の統一であったりと、さまざまです。

 

隣近所のこうした「監視」の目が、よくも悪くも人の
行動を規制するのに役立ってきったのです。

 

そういう意味では、今もなお、近隣の人がどんな人
なのか知ろうとする「地域の目」は存在しています。

 

 

地域の相互扶助のために

 

たとえば子どもを犯罪から守るために、または高齢者
の孤独死を防ぐために、地域で見守りましょう、という
のはよく聞くことですし、実際大事なことです。

 

ある程度、近隣の住人を知ることは必要ではあるで
しょうが、うっとうしいことでもあり、場合によっては
「余計なお世話」です。

 

このあたりの加減が難しいですね。

ただ、完全に孤立して生きてはいけないのですから、
ある程度は妥協しなければならないでしょう。

 

それが社会に生きるということでもあります。

 

できれば、それも楽しんでしまうくらいの気合でやって
いきましょう。

 

 

Originally posted 2016-04-26 12:24:28.

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